2017年7月12日

食物アレルギーの予防法があれば教えてください!

前回、食物アレルギーへの対策として「離乳食を遅らせない」ことをお伝えしました。今回は予防についてお話しします。食物アレルギーの発症メカニズムの一つに『経皮感作』があります。肌が荒れているとそこから食物の分子が入り込んできて、それを体が異物と認識して抗体を作ります。ある程度の量の抗体が作られてしまうと、いざ経口摂取をした際にアレルギー反応を起こしてしまうのです。乳児期の湿疹と食物アレルギーには密接な関係がありますので、肌荒れがある場合はスキンケアをして皮膚の状態を整えることで将来の食物アレルギーの発症を予防できる可能性があります。子供の肌はみずみずしく見えますが、実際には皮脂は成人の1/3程度しかなく乾燥しやすい状態です。昔に比べるとアスファルトの地面が増え、エアコンも使うようになり空気は以前より乾燥しています。さらに、清潔志向が強くなり、毎日石鹸ですみずみまで肌を洗うことで必要な皮脂や常在菌まで落としてしまいます。これらが皮膚のバリア機能を低下させてしまっているのです。乳児湿疹を放置せずにケアしてあげることはアレルギーの面からも重要と言えます。