親とこどものクリニックohana 小児科

親とこどもの健康相談室

インフルエンザについて気をつけること、なってしまった場合の対処法は?

インフルエンザの季節です。お子さんに熱が出るとインフルエンザじゃないのかと心配になりますよね。インフルエンザは健康な方でも時に重症になることがあるため注意が必要な病気です。しかし、実際には軽症のフルエンザが圧倒的に多く、他の風邪と同様に自然に治っていきます。大事なことはこの熱がインフルエンザかどうかではなく、お子さんがしどい状態なのかどうかだと思います。
子どもが園や学校などからもらってきてしまうのは避けようがありません。家族内での感染率は10?20%程度と言われ、第2感染者は母親が最も多いです。感染経路は飛沫感染がメインですが、密閉した空間では空気中にウイルスが浮遊していて感染を起こしたり、手などにくっついたウイルスが接触してうつすこともあります。家の中でさらなる感染を広げないためには、①定期的に換気して空気を入れ替える、②子どもを看病した後には必ず手洗いをする、③正面から咳などによるしぶきを浴びないようにする、などがあります。発熱が出る1日前から感染力がありますので、インフルエンザの流行する1、2月は日々の注意が重要だと思います。
一覧に戻る
トップへ